「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」で実現した素敵な景色(ご報告)
実施から少し経ってしまいましたが、3月17日~19日の3日間で、無事に「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」を実施することができました。
「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」とは……。
お仕事、お買い物、コンサート、様々な目的をもってたくさんのひとたちが訪れるさいたま新都心。そんな街の真ん中に3日間限定で現れる、珈琲を飲みながら《こたつ》でくつろげる空間「こたカフェ」。
珈琲を飲んでくつろいでもOK
待ち合わせの相手を待ってもOK
ボードゲームで遊んでもOK
ひとりで本を読んでもOK
歩き疲れて休憩してもOK
「これをしなければいけない」が無い場所で、
「ただくつろぎ、ただあそぶ」の時間を。
そんな場所です。
ちなみに、「場所」であって「イベント」という言い方はあえてしないようにしていました。
数日前までこたつに入るには温かすぎるような陽気が続いたり、天気予報で実施日に雨マークがついたりと、当日まで天気には本当にハラハラさせられました。
でも、当日を迎えてみれば気温も雨も気にならないくらい、たくさんのひとがこたつに入り、モルックや巨大オセロ、道で書くから書道などのコーナーを楽しんでくれました。
初日に、その様子を見ることができただけで、主催者としては胸がいっぱいになりました。
さいたま新都心に現れたこたつのある風景
道行くひとがこたつに入り、コーヒーやボードゲームなどを楽しんでくれました。
「信長の野望」について語り合う、マニアックな会合では素敵な笑顔も。
さいたま新都心で活動するボランティアさんたちの読み聞かせに夢中のお子さんたち。
表現ワークショップ
演劇作家で女優でワークショップデザイナーでもある聡美杏(さとみ・あんず)さんを講師にお招きしての「表現ワークショップ」。
参加者(出演者?)が台本を読みながら、どんどん役に入り込んで……。
★ ★ ★
今回の企画は「こたつ」がメインではありましたが、こたつ以外にも様々な過ごし方をご提案しました。
皆さん、こたつ以外のスペースも楽しんでくださって、企画者としては思わずニンマリです。
道で書くから「書道」コーナー
真剣に書をしたためる人。
切実な祈りを込める人。
(ライブ、当選するといいですね!)
お子さんも。
巨大オセロとモルック
大人が真剣(マジ)になるストリートオセロ。
子どもから大人まで「初めてやりました!」でも盛り上がったモルック。
ふるまいコーヒー
会場でくつろいだり遊んだりする皆さんには、無料で「ふるまいコーヒー」をお出ししました。
3日間で300杯と大盛況。
1杯1杯、ハンドドリップで300杯のコーヒーを淹れてくれたのは、CCO※の初代(今村さん)、二代目(藤田さん)と三代目(豊田さん)、四代目(深谷さん)と、ママのみかたひだまりキッチンの島田春美さんでした。
※CCO(Coffee Co-muin Organizer)……様々なイベントに出張コーヒードリップに行く活動。
ご協力いただいた皆さまへ
この「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」では、主催者である私たちつきのとかげプロジェクトだけではなく、企画・運営チームに加わってくれた有志の皆さん、そして共催としてご協力いただいた一般社団法人さいたま新都心エリアマネジメント、お金・もの・ひと様々な面でご協力いただいた協力・共催の各社・各団体など、本当にたくさんの個人・企業・団体の皆様にご支援いただきました。
協力
さいたま新都心まちづくり推進協議会
株式会社さいたまアリーナ
片倉工業株式会社(コクーンシティ)
共催
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
「こういうこと」ができる街・さいたま新都心
この企画を事前にいろいろなひとに説明させていただきましたが、「街なかに《こたつ》が置いてあっても入りにくいよね~」という声をいくつも聞きました。
確かに躊躇したひともいたのかもしれませんが、それでも結果的に多くの皆さんがこの「こたカフェ」という空間を楽しんでくださいました。
決してこの空間で、地域の課題が解決したり、困ったひとを助けたりできるわけではありませんが、「やってみたい」「楽しそう」と思える景色を自らの手でつくり、それを道行くひとたちが見たり体験してくださったことで、「この街では、こういうことができるんだ」とか「この街には、こんなことをやるひとたちがいるんだ」と思うひとが増えてくれたら嬉しいなと思っています。
またいつか、今回の「ストリートこたつcafe」のような「何の目的がなくても居ていい場所」を、このさいたま新都心という街のなかにつくりたいと思いますので、ご興味のある方は《つくりて》としてもしくは《参加者》としてご一緒してください。
これからも私たちつきのとかげプロジェクトは、この街で「やるべきことよりやりたいこと」「正しいことより楽しいこと」に取り組んでいきます。
(しまだ)